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天仙液開発者:王振国先生の講演録 王振国 2004.09.17 於ホテル ルポール麹町(麹町会館・東京)
私は昨日上海から空路東京に参りました。機内では、いささか疲れていたのですが、なかなか寝付かれません。「今回東京に来て関根進さんと久禮さんのお二方の元気な姿にまた会えるかな」とずっと気がかりだったのです。と言いますのは、このお二方は、一人は6年前、一人は5年ほど前に私が自ら治療した患者さんで、東京に行ったら、是非ともそのお元気な姿にお目にかかりたいという願いがあったからです。お二方の元気な姿を目の当たりにし、自分も医師としての達成感を味わったような気持ちです。医師そしてがん治療の専門家としては、自分が開発した薬と治療法で患者さんが治癒すること程幸せなことはありません。従いまして、本日の講演会をお聞き頂く事によって患者の皆様に「福音」をもたらし、お二方のように元気に生きていかれることを願って止みません。 私はがんの研究を始めてすでに32年経っております。主に中国吉林省の長白山に自生する薬草を使ってがん治療を研究してきました。この研究で多くの植物、薬草に明らかな抗がん作用があることが分かったのです。ところが、現在のがん治療では多くの人が合理的とは言えない治療法を今もなお続けられていることに困惑かつ不思議に思っております。 例えば、がんと診断されて、人によっては手術すべきではない、または放射線治療を施すべきではない場合に、手術をし、または放射線治療を受けたとか、これらの治療を受けなくても後一、二年は生きていけたのに、合理的ではない治療により、数ヶ月でなくなられたということをよく見聞きします。反面、手術や化学療法を受けるべきにもかかわらず、これを受けずにいて、ひたすらに辛抱に辛抱を重ね、また一部では、神霊に頼りまともな治療を受けないまま、この世を去ってしまった例も聞きます。したがって、私はがんになっても別に怖いことではないと思うのです。怖いのは正しい、合理的な治療法が確立されていないことです。正しい治療案さえあれば、関根進さん、久禮さんのように元気で生きていられるのです。従いまして、がん治療に当たっては前近代的な治療法のほか、現代的な医学モデル――医療法を取り入れなければならないと思うのです。では、現代的医学モデル――医療法とはどんなものでしょうか。 現代的医学モデル――医療法とはつまり、ホリステイック医学――単一療法または疾患の一部分しかみない治療法ではなく、人間をまるごと――全体を見る医学のことです。われわれ人間誰もが、がんと診断されたら、まずは恐怖に陥ってしまうでしょう。人によってはまだ治療も受けないで診断書を見ただけで生きる勇気を失ってしまうかもしれません。本日ご来場の方の中には腫瘍患者もいらっしゃいます。この会場に足を運ばれること自体、私は非常に勇気ある行動だと賞賛したいのです。これまで私が診た患者さんの数は述べ15万人います。私の経験では、がんが怖くて生きる勇気を失ってしまった人はその後まもなく亡くなられています。逆にがんと真っ向から戦おうとする人はみんな元気に生きておられます。従いましてがんと診断されても「がんには絶対に打克つ」という自信、信念を失ってはいけません。先ほどの久禮さんですが、主治医からは余命三ヶ月と宣告され、「好きな所に観光にいってらっしゃい」と言われたそうです。そこで久禮さんが怖くて生きる勇気を失っていたら、どんなに効く薬でもその病気を治すことが出来なかったでしょう。この意味でも久禮さんは非常に勇気ある方だと思います。現実を直視し、中医学、漢方薬でがんの治療法はないものかと大胆に模索されていました。当時日本ではがん治療の漢方薬(天仙液)が買えませんでした。そのためわざわざ香港の免税店に出かけて購入されました。 こうした事を踏まえて私はがん治療でも革命を起こすべきだと呼びかけています。なぜ私はがん治療の革命を呼びかけたかと言いますと、旧来の対症療法を踏襲しますと、さらにどれだけの大切な命がそれによって失われることだろうかと危機感があったからです。私のこうした考えを盛り込んだ論文や著書は全世界で発表・刊行されています。欧米諸国では中医学・漢方薬についてあまり理解がなく、(がん治療では)手術のほか放射線や抗がん剤という考えしかなく、さもなければ治療を放棄する、どちらかの選択肢しかありません。現在多くのアメリカ人やイギリス人、カナダ人も中医学治療を受けるため、わざわざ中国に来られます。きょうはもう一つ嬉しいことで皆さんにお伝えしようとすることがあります。それは私が開発した薬をアメリカ人の医師の先生がアメリカで応用、しかもご親族の方に直接投与されていることです。私の研究成果そして治療法が世界各国で応用されることを切に願っております。 私たちは中国の北京・上海そして珠海の三都市でそれぞれ腫瘍専門病院を設立致しました。これらの専門病院は、中医学を中心とするがん治療のために設立されたものです。漢方薬のほか、食事療法など総合的な治療法で治療に当り、非常に良い効果をあげています。 私は現代的医学モデルでがんに打克つ四つの方法を提唱しています。 第一の方法は、正しい心理的療法を確立すべきであること。つまり自分自身ががんに打克つことが出来ると信じることです。 こういう話があります。 ある日、神様が人間界に来られ、ある知識人に出会いました。どのような研究をされているんですかと神様がその知識人に聞きました。心理学を研究しているとその人は答えました。では人間はどんな考え方を持っているのだろうかと神様はさらに聞きました。その知識人は、世の中の多くのお金持ちの人は財産がまだまだ少ない、全然お金持ちではないと訴えるのに対して、貧乏人の方はいや神様は全然チャンスをくれないと愚痴をこぼしたりすると答えました。すると神様は「僕はすべての人間に公平に生を与えている。しかし成功するかどうかはその人次第である。人間自分自身が自分の神様である」と仰ったというお話です。 腫瘍患者もまったく同じことです。あなた自身が自分にとって最も大切なお医者さんなのです。心理的負担を取り払わない限りは、どんなに効く薬でもあなたの病を治せないでしょう。毎日を楽しく生きていくことがなにより大切なことです。したがって、私は患者を診る時、いきなり薬を処方するのではなく、まず、世間話をするのです。患者の心理的負担、苦痛を和らげ、薬が投与される前に、病気がすでに半分治った気分にさせるのです。私たちの腫瘍専門病院では、「話療科」を設けています。「話」は話しの「話」で化け学の「化」(中国語では、「話」と「化」は同じく「HUA」と発音し、化学療法科のことは略して「化療科」という――訳者注)ではありません。治癒患者さんにこの「話療科」の先生になってもらい、これから治療を受けようとする患者さんの話し相手になってもらって、久禮さんのように患者さんと世間話をしてもらいます。 人間誰だってがんと診断されましたら、怖い思いに駆られるに違いない。と言いますのもがんは人間の命にあまりにも大きな影響を与えるからです。「がんは怖くない」と平気で言ったらそれはウソになります。どうやってがんに打克つか心構えをすることが何より大事なことです。 第二の方法は、「中西医結合」――漢方医学と西洋医学とを統合して治療に当ることです。つまり、手術すべき時には手術を、放射線や化学療法が良い時には、これも受けた方が良いと思います。例えば、小細胞肺がんの場合は、化学療法が良いだろうし、食道がんの場合には放射線治療の方が良いでしょう。乳がん早期発見の場合は手術も考えられます。大事なのは手術後に西洋医薬と漢方薬を如何にしてこれを結び付けて治療するかということです。大量の臨床で私は1+1は2以上の効果があることを感じたのです。(中西医結合は)単一治療法より遥かに効果をあげています。従いまして手術を受けたからといってもう安泰だと言ってはおられません。一、二年経って再発の可能性は十分にあるからです。反面手術や放射線、抗がん剤もどうせ治せないからと諦めてしまうのも消極的過ぎるんです。私は漢方の集中攻撃療法を提唱しています。 では、集中攻撃療法とはどんなものでしょうか 集中攻撃療法は漢方の有効成分を多経路に増量投与し、患者血液中の薬効成分濃度を高め、短期間でがん細胞を殺傷することです。これによって腫瘍を縮小させ、またはカルシウム化させます。人によっては10年、20年治療を受けてもこれだけちっぽけな腫瘍でもなかなかきれいに消滅できないかもしれません。しかし、腫瘍はカルシウム化させたらもうこれ以上成長することもありませんから腫瘍を抱えながら(生存していくの)も心配はないのです。 中西医結合の療法には目立った副作用もありません。一般の患者さんは(体力的にも)これに耐えられます。特に年配の方、または小さいお子さんががんになった場合、なるべくなら放射線と抗がん剤を避けたいです。また体質的に弱い方にも過度の放射線や抗がん剤による治療を取るべきではないと考えます。大量の放射線を浴びせたり、多量の抗がん剤を投与されたりすることによって腫瘍は縮小されるかもしれませんが、しかし、その人の心臓や肝臓、腎臓など臓器にも同じように損傷を与えてしまい、長生きすることは難しいでしょう。私達が望むことは患者の病気を治癒して長く生きて頂くことだけではなく、クオリティオブライフ(Quality of Life)=生活の質の向上であります。健康体ではなく、病弱体質で長寿でいながらも苦痛の毎日では仕方ありません。私たちはみんな元気に生きていらっしゃることを望んでおります。 研究により、私は天仙丸と天仙液が腫瘍に対して明らかな殺傷作用があることがわかりました。前に触れた集中攻撃療法ですが、投与量が少ない時には殺傷力も小さい、投与量が多い時には殺傷力も大きいことも分かったのです。従いまして漢方を投与する時、目立った副作用がないことが確認されれば、増量した方がより大きな効果が期待できます。用量が少ないと腫瘍縮小の速度も遅くなります。がん細胞殺傷力と薬の投与量が正比例しています。 では、次にがん細胞はどんなものか見てみよう。 (スライド放映) これががん細胞です。細胞核は黄色で、細胞膜は赤です。これらはみな成熟したがん細胞で、成長も驚くほど早いのです。一つが二つに、二つが四つに、四つが八つにというふうに倍倍で増えていくのです。免疫力のある方はがん細胞の成長も遅く、免疫機能が低下している人はがん細胞の成長も早いのです。抗がん漢方薬の投与で、用量が少ない時にはがん細胞は抑制され、成長が遅くなります。用量が多い時には、がん細胞の成長が止まり、ひいてはその細胞が死んでしまいます。 こちらは薬が投与された後の状況です。がん細胞がすでに分裂し、周囲に白血球やリンパ細胞が多く生成していることが確認できます。これら正常な細胞は侵食作用をし、がん細胞膜に接触してこれを食いつぶしています。がん細胞が膜を失い、核だけしか残っていない場合、まもなく動きが取れなくなり死んでしまいます。がん細胞膜はどこに消えたかと言うと、薬が浸透し、白血球に食いつぶされています。したがって、がん治療において私たちは「攻撃」と「補給」の両建てを考えています。つまり、がん細胞殺傷の成分を取り入れると同時に、免疫力向上の成分も取り入れなければなりません。こうしてはじめてより高い治療効果があげられます。 では末期がん患者に対して、薬の用量と治療効果(の関係)を見てみましょう。 食道がん、胃がん、腸がん、肺がん、肝臓がん、脳腫瘍、乳がん、鼻腔がんなどの例です。大用量投与の際、その有効率は食道がんに対して49%、胃がん51.9%、腸がん48%、肺がん49%、肝臓がん44%、脳腫瘍38%、乳がん40%、鼻腔がん41%、平均では44.6%の有効率となります。投与量の違いは治療効果に現れていることが分かります。「集中攻撃治療」を行う時、その違いははっきりと出てきます。したがって治療過程においては天仙液使用のほか、天仙栄養液または天仙丸1号、2号、5号、6号など同時併用すると治療効果が大いに高められます。 私たちは中国ではさらに静脈点滴の薬も開発されています。経口服用の薬のみでは有効率が57%に対して点滴も合わせた場合、有効率は89%にも達します。各国の医薬管理機関の制限もあり、一部の国では認可されていますが、日本などにはまだ輸出ができません。もちろん将来的に点滴・注射の薬も日本に輸出することができれば、(天仙液による)治療効果は大いに上がることでしょう。 以上は発症部位の違うがんに対して天仙液の効果を見てきましたが、私たちの研究で、動物実験で大きな効果があることを確認しましたが、臨床でもその効果が立証されています。 こちらは唐貽忱さんという患者さんのCT写真です。唐さんは男性で今年54歳、広東省出身です。1997年に大型肝臓がんと診断されました。腫瘍は13×13cmでした。このような大きな腫瘍を抱えた患者は通常余命は三ヶ月くらいだろうと思われます。その他選択肢がないという前提で、天仙液による治療を受けました。その結果、六ヶ月の治療を経て腫瘍が半分まで縮小し、さらに半年後、腫瘍が完全になくなったのです。今回東京に来る前に唐さん本人はさらに患者さん2名を連れて私たちグループの珠海本部まで私を尋ねてきました。このCT写真でも分かるように、肝臓の右側は大きな腫瘍が見えます。色は黒です。六ヵ月後には影がまだ見えます。治療後一年、肝臓は腫瘍になった跡がわからないほど、正常に戻りました。 唐さんのような患者さんの場合、化学療法で治療したら、肝臓はどれだけ損傷を被るか想像がつきます。これだけ大きな腫瘍に抗がん剤を投与したら、全体が肝臓硬化になり、身体も衰弱するでしょう。しかし治療後の唐さんは体重が20`も増えたと言います。 こちらは黒龍江省の女性患者の例です。肺がんにかかったのです。肺がんは非常に転移しやすいがんの一つです。この患者さんの場合、腹水に気泡もあり、このようながんの場合、一般的になかなか良い治療効果が得られません。また生存期――余命もそんなに長くはありません。しかし、2年間の治療を経て、転移巣も腹水もまた気泡も全部消えて、発病から8年経った現在も元気に生きておられます。こちらが治癒後の写真です。普通腫瘍患者の場合、治った場合でも、肋膜はこんなに滑らかなことはありません。しかしこの患者の場合、治癒した後、右と左がほぼ同じで、とても滑らかです。呼吸困難や胸の圧迫感もなくなりました。 次は73歳男性、食道がん患者の病例です。食道に10数センチの腫瘍がありました。治療後腫瘍が完全になくなり、食道もきれいに回復しています。 次は肺がんで骨へ転移した患者の例です。肺がんや乳がんは非常に骨へ転移しやすいがんなのです。この患者の場合、骨へ転移した後、頭蓋骨内高圧やむくみの症状があり、頭痛などを訴えました。「集中攻撃治療」を経て六ヵ月後に腫瘍が完全に消滅し、諸症状もなくなったのです。 これは銀川の女性患者の病例です。腹膜に大きなリンパがんがあり、膵臓と腸の分別が出来ないくらい腫瘍が大きいのです。当時この患者さんは何を食べても全部吐き出してしまうと言います。治療後、腎臓がまずきれいになりました。そして膵臓も全体がくっきり見え、また肝臓もきれいに映りました。これだけ大きい腫瘍が完全に消失しました。 がん治療において私たちは、がんに対して治療効果のある薬は乾癬や紅斑性狼瘡にも有効であることがわかったのです。また免疫機能低下による病気やウイルス性病気などにも効果があります。例えば、この女性の場合、紅斑性狼瘡によって顔一面が潰瘍状態でした。二ヶ月の治療で潰瘍が治癒され、通常の人とあまり変わらないくらい回復されました。 このように私たちは「集中攻撃療法」と「中西医結合」の療法でがん治療に当っています。早期発見、または中期のがん患者に対して「中西医結合」の療法を、放射線や化学療法に敏感に反応しない後期のがん患者に対しては私たちは漢方薬一本で集中治療することにしています。 第三の方法ですが、回復期のリレー療法を重視することです。 多くの患者、例えば、乳がん患者は回復期のリハビリ治療を怠ったことで、肺への転移があったり、肝臓の患者が治癒した後も肺への転移が見られたり、胃がんが肝臓へ、膀胱がんが肺へ、前立腺がんが骨への転移などがこれに当ります。 一般的に腫瘍は5年以内での転移と再発率は発病患者の70%〜90%に上ります。治癒したからと言って、その後のリハビリ治療を怠ってはいけません。通常三ヶ月〜六ヶ月の間隔で再検査を受けるのが理想的です。 先日、ある患者を診察しました。この患者の場合、手術を受けましたが、担当医からは手術はとても成功で転移はないだろうし、とくに薬を服用することもないと言われたそうです。ところが、2年後には、骨への転移が分かったのです。お医者さんも時には患者を治して命を助けてくれるのですが、時にはその処方・診断ミスで患者の命を絶つこともあるのです。先ほどの早期発見患者の場合、手術後に経口の薬も処方されれば、転移もなかったはずだったのです。 私たちの統計では、死亡患者の中には50〜60%が残念ながら再発または転移によるものだということです。したがって私たちは治療に当る時には、回復期間の治療を絶対疎かにしてはならないし、また食事療法も軽んじてはいけません。腫瘍患者は松茸や木耳、椎茸など茸類を多めにお摂りになるのがよいのです。また猪血――豚の血が補血、止血、抗がん作用があることが私たちの研究で明らかになっています。健康な人でも豚の血を食べることによって消化器系統の腫瘍――食道がんや、胃がん、腸がんになりにくいこともわかったのです。日本の胃がん患者が世界がん発病者の中で一位になっています。したがって皆さんも食生活では豚の血を意識的にお摂りになった方が良いと思います。但し日本ではなかなか入手しにくいことを聞いております。そこで私は有効な処理を施して豚の血を粉状にして、インスタント用にすることが出来ないかと課題として今研究しております。この他、豆類――豆乳や豆腐なども多めに取る反面、冷たいものはなるべく控えた方がよい。冷たいものは胃に刺激を与え、薬の吸収にも悪影響を及ぼします。また唐辛子も少なめにしたい。特に蟹はなるべく食べないようにしたい。といいますのは、私たちの臨床経験で、蟹を食べると腫瘍の成長が早くなることが分かったのです。魚やえび類は大丈夫ですし、また牛肉や羊の肉の摂取も構いません。生臭いものを召し上がる時には、お酢を少し加えた方がよいです。生臭さは腫瘍に刺激を与え、腫瘍の成長を助ける働きをしますので、酢を持って生臭さを抑えることができます。 がん患者にとって日常の食療法もたいへん重要です。例えば、肝臓がんの場合、少量多食が良いでしょう。食べ過ぎによる膨脹感は腫瘍を圧迫し、大出血を引き起こす危険性が伴います。胃がんも同様で、流動食の摂取が良く、硬いものを食べないことと食べ過ぎに注意することですね。新鮮な野菜、大根、人参、ニンニクを多めに摂ることをお薦めします。ニンニクをスライスしてフライパンでさっと炒める程度で召し上がると、がん予防にとてもよい効果があります。 第四は、予防はなによりの治療だと言うことです。 私たちはがん予防を目的とした漢方薬――天仙栄養液(参威口服液)を開発致しました。これを動物に投与したところ動物の腫瘍発病率が56.2%も下がりました。「天仙栄養液」をがん予防に使われる人が多く、生産量も毎年大きく伸びています。あなたにとって最良の先生はあなたの病気を治すのではなく、あなたを病気から守る――予防をする先生のことです。このような考えで私たちは抗がん漢方薬――天仙液の開発と同時に予防の薬――天仙栄養液も開発したのです。 漢方薬の研究で、私たちはある種キノコに発酵の後、非常に良い抗がん作用があることが分かりました。服用の際、苦味がなく、胃に対しても刺激がなくがんを抑える効果が見られます。今年の12月にこれを製剤して商品化することが出来ます。科学技術の発展に伴い、より多くの効果のある薬が絶えず生まれてくるので患者の皆さんにも生存の希望と福音をもたらしてくれるでしょう。 最後に、がん治療において、注意したい点について二つお話をしたい。 一つは「人間化治療」のこと。 がんになった患者に対してその家族が無関心だったり、担当医も冷たくしたりすると、患者さんは自信をなくしてしまい、生きていく勇気も失ってしまいます。一縷の希望さえあれば、全力を尽くさなければなりません。多くのがん患者は治療過程で生きていく希望を見出すものです。末期がん患者でも私たちの治療でその約3割の方が治癒して元気に生きています。簡単に諦めてはいけません。お医者さんも家族も患者さんに対して愛情を持って接しなければなりません。 もう一つは「個性化治療」のこと。 病院には毎日多くの患者さんが訪れます。それぞれの病状も違うし、処方も違うはずです。杓子定規ではなく、その人とその人の症状に併せて治療・処方してはじめてよりよい効果をあげることが出来ます。 以上のように、私は癌治療での革命を提起してから、私たちの病院での治療効果は以前と比べて大いに高められました。多くの末期がん患者が私たちの病院で私たちが開発した薬で治癒されて、元気に回復されています。私にはいま大きな願いが一つあります。それは世界すべての国で私の病院を作り、私の研究成果をがんにかかっている患者のみなさんに応用することです。私は多くの患者さんの治療法が適切ではなく、薬の用量の不足により、完治できなかったことをたくさん見ています。私たちは(天仙液のほかに)新しい系列商品をたくさん開発しています。その内一部はまだ海外に輸出して使用することはできません。 科学者としてその研究成果が完全に応用されないのを目の当たりにする時、自分の無力感を感じます。特にがん治療にあたってはなおさらです。したがって国際癌病康復協会がここでこのような交流会を開き、私の研究成果を皆さんにご紹介し、応用していただく機会ができて、非常に嬉しく思います。より多くの腫瘍患者の皆さんが正しい治療を通してがんに打克ち、健康でいられることをお祈り申し上げます。 本日はありがとうございました。 〔本講演録は2004年9月17日、東京ホテルルポール麹町にて行われた「これからのがんと統合医療」(主催:国際癌病康復協会)での王振国先生の講演録音テープより整理・和訳したものであり、特に本人のご了解を頂いていないことをご了承下さい。〕 |
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